お稲荷さんの遷御だ
BGM 夕べの星
甘茶の音楽工房


 中町のお稲荷さん (旧・宇智郡坂合部村大字中・現在の五條市きぼうこども園の裏にある稲荷神社)をお祀りする行事。

 「大寒に入ると山や林に棲む獣達も食べ物に困る時節です。だからこそ、山や森に住む動物たちに施しを」が由来であろう。
お稲荷さんの近所6戸という少戸数の講(起源は不明)でした。
 高校3年の時(昭和33年)、父親の代わりに参加しました。それが最後でした。翌年伊勢湾台風で竹藪の浸水、キツネの棲める環境ではなくなった。以後自然消滅。

 当日、講のお母さんらは「小豆ご飯」で三角おにぎりを作って、油揚げや煮干しのお供え物を準備しました。
 お稲荷様でお祀りのあと御蔵橋から阪合部ミニグランドまでの竹藪の積もった雪の中「おいなりさんの せーんぎょ せんぎょ」と声高々に叫んで回りました。稲荷神の使いとされる狐は、油揚げが好物であるため、「いなり寿司」を所々にお供えしました。
 稲荷神社のお使いであるキツネの好物の油揚げを使った「いなり寿司」を食べると福を招くと言われていました。
行事を終えたら、「鯖のご飯」とか「キツネうどん」とか御馳走になり楽しかった。    (遠い昔の出来事)


初午の起源
 稲荷社の総本宮として知られる伏見稲荷神社のご祭神「宇迦御霊神(うかのみたまのおおかみ)」が、伊奈利山(いなりやま)に降りた日が和銅4年2月11日(午の日)であったことから、2月最初の午の日に祭礼が行われるようになった。
 日本記念日協会認定が定める「初午いなりの日」は2月11日に設定されており、大手のコンビニでも、「初午いなり」が販売されている。

 
 
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